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住宅事情とまちづくり

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西伊敷を歩き回っていると、よく住宅の新築現場に出会います。最近よく見るのは土地の文筆です。昭和40年代に西伊敷が分譲されたときの土地の面積の平均は70坪。しかし、その70坪の土地が売りに出てもこの経済情勢だとなかなか買い手がつかないので、分割して35坪にして売るケースが多いようです。この10年、マンションブームに伴い、老後は鹿児島市内中心部がいいという方が西伊敷の持ち家を売る傾向がありました。その結果、西伊敷の人口はこの10年で急激に減少しました。しかし、最近微減にとどまっています。その背景には、こうやって新たに新築して住んでくださる方々がいるおかげだと思っています。例えば、70坪に一人暮らしをしていた方が、土地を売って35坪の家が出来ることによって、子育て世代が2世帯入ってくれれば、人口も数倍になってまた増えていきます。いかにして土地をうまく回転させ、利活用を進めるかが、これからの地域づくりに関わってくるのではないかと思います。
by fujisakitakeshi | 2009-04-15 21:31