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出水の武家屋敷群を見学

 伊藤祐一郎県知事の実家が出水の武家屋敷群のなかにあるという話を選挙期間中から聞いていたが、まだ直接見る機会はなく、黎明館で模型を見ただけだった。そこで、この祭日を利用して出水に走った。

 まずは、公開武家屋敷の竹添邸を見学、その後武宮邸も見学した。こういった武家屋敷がそれぞれ所有者個人の努力によって維持されていることに感動した。武家屋敷群のなかには、ごくごく普通の現代風の住宅もあったが、こういうところは時代の流れの中で、武家屋敷を維持できずに取り壊したものだと推測される。

 また武家屋敷群のなかに「売」という不動産業者の看板があった。ここも同様だと思う。それだけに見学させていただいた2つの家の方には敬服するばかりだ。

 伊藤知事の実家、伊藤屋敷には立派な門構えが残されていた。現在は伊藤知事の父上・伊藤祐輔氏の管理になっている。月に2~3回空気の入れ替えに訪れるそうだ。伊藤祐一郎氏が知事就任前は、留守中も門扉が開いていて、中の雰囲気を伺えていたが、伊藤氏就任後は管理の都合上、門扉を閉めることにしているそうだ。

 歴史好きの私には、こういった武家屋敷はたまらなく魅力だ。スローライフを体感できる。将来はこのような武家屋敷に住みたいとひしひしと思う。

 鹿児島市内に武家屋敷、しかも地元の伊敷団地は造成してわずか35年の団地に、武家屋敷を作るのか、それとも鹿児島市内以外の土地の武家屋敷の後を購入するのかは、まだ先々の話だ。そういった意味でも今回の出水武家屋敷の見学は非常に参考になった。

 
by fujisakitakeshi | 2004-10-11 17:04