高得点目標の国体と現実の硬直化した県教委?
2018年 07月 26日
そもそも、少子化で児童生徒が少ないなかで、わが子にスポーツ少年団をさせる保護者の存在というのは、とてもありがたい存在だと思います。また、スポーツを通じて子供たちの心身の成長を見るのが、自分自身の生きがいという指導者の存在がありがたい。仕事がある中で、地域の子供の面倒を見てくださっています。またスポーツに目をきらきらさせて汗を流す子供たち姿は、尊いものに感じます。
そんななかで、昨年から相次いで相談を受けているのは、小学生のときスポーツ少年団で頑張ってきたのに、「進学先の中学に該当する部活動がない」というものです。
ある学校でのことです。年明け早々に、6年生保護者が進学先の中学での新年度の4月の部活開設の相談に行きましたが、結局実現できませんでした。
保護者「4月に有望な選手が、貴中学に進学します。部活動を開設してもらえませんか」
校長「3月で私は退職だから、4月からのことは私では判断できない」
保護者「4月に有望な男子選手が、貴中学に進学します。女子とあわせて男子の部活動も面倒みてもらえませんか」
同じ種目の女子を指導する先生「私からは校長にそれはいえない」(学校内の上司と部下の風通しが悪い?)
保護者「えっ、なぜですか」
保護者「ええい、埒があかない。越境でほかの学校に行かせようか」
生徒「部活はやりたいけど、仲のいい子供たちと同じ学校がいい」
部活動でなくても、同好会で始めて、その後部活に昇格できる道もありましたが、それも実現できませんでした。
このようにして、有望選手がいても、志がついえていきます。志があれば、「さっ」と仕組みをつくり、エスカレーター方式で、指導していく仕組みがかなり遅れています。部活動・スポーツの裾野をいかに広げて、育成し、発掘し、育てていくかの視点が、県教委のわけのわからん理屈のなかで、遅れています。
次回県議選のなかでの大きな訴えの1つになるかもしれません。