私のライフワークはご先祖探し。いつだったか、私の先祖の1人が西南戦争で亡くなっているのを発見しましたときに、大変驚いたことがあります。
父方の祖母の母方の祖母サヲの入っていた除籍謄本です。戸主の四位(しい)彦右衛門は、サヲの弟です。彦右衛門は明治3年生まれで、明治12年に相続しています。
もともとの本籍地は、南伊佐郡宮之城郷船木村62番戸。明治25年12月に船木129番戸同居、明治26年8月に62番戸とそれぞれ転籍し、その後明治36年になって宮之城を出て、伊佐郡東太良村川南1804番地に転籍しています。なぜこんなに頻繁に引っ越ししていったのかは、これからの研究課題です。

この彦右衛門の前戸主が清次郎。明治12年になぜ9歳で彦右衛門が相続しなければならなかったのかー私はピンときました。西南戦争です。そこで、宮之城から西南戦争に従軍し、戦死した招魂碑が建つ楠木神社に行ってみると、ビンゴでした。

ありました!四位清次郎!

全体はこんな感じで、なかなか立派な石碑です。この四位清次郎の墓石がどこにあるのかは私も知りませんが、西南戦争で亡くなった先祖がいたこと、7歳で父を亡くした彦右衛門は、姉や親族から援助を受けながら、成人したに違いありません。
除籍謄本で遡れる限界まで来たら、郷土史の本が一番です。少しでも手がかりがあるかもしれません。