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下伊敷にある妙国寺跡

 下伊敷の町内会長さんから、「藤崎さん、妙国寺跡を探している史跡めぐりの方がいるのだけど、案内できませんか」との連絡を受け、現場に急行したことがあります。廃仏毀釈で破壊されたお寺で、今では跡形もありませんが、わずかに残る阿弥陀堂と墓石群がかずかに名残をとどめています。もともとはこんなお寺です。(三国名称図絵より)
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今では地図でこんな感じです。だいたいこの付近です。
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こんな由緒ありそうな墓石も残っています。鹿児島市には、廃仏毀釈の後の寺の後にそのまま墓地だけ残されたものがありますが、その墓石の研究は遅れています。
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廃仏毀釈の影響で、首のない仏像もあります。この妙国寺には島津義久の墓があったという記録や、平田靱負正輔の墓が一時期あった(明治維新後の平田家の移動に伴い移転)とも伝えられており、近隣の斜面がつい最近まで島津家所有であったことを考えますと、かなり格式の高い寺であったことがう伺えます。


 

by fujisakitakeshi | 2020-08-13 10:30 | 薩摩の歴史のこと