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十島村・口之島を視察

 11日夜に鹿児島を出発して、13日の夜に鹿児島に戻ってくる日程で、十島村の口之島を視察した。ここはトカラ列島の7つの有人島からなる村であり、市町村合併せずに生き残りをめざしている。

 「視察」とはいっても、現地に行って誰か知り合いがいるわけではなく、村の住民の方と直接向き合って話を聞こうと思ってリュックサックとラフな格好で出かけた。

 村の課題として上がってきたのは、台風による防波堤の被害、鹿児島市への転出に伴う小学生の減少と将来考えられる小学校の休校、過疎高齢化に歯止めのかからない現状、島の人口流失による地域の機能維持がいつまでできるか…という店だった。

 村の生活道路はガタガタ道が多いし、観光客向けに島の一周道路が全て舗装されているわけでもなく、一般廃棄物の処理については燃やせるものは償却するものの、燃やせないものは処分場ではなく、谷間に捨てるといった状態だ。

 暗いイメージばかりの口之島ではない。島の産業としてだんだん定着しつつあるのが、黒牛の飼育だ。県が子牛を貸し出してそれを大きく育てて、出荷し、5年で返済する仕組みだそうだ。島の牧場には、つやつやした黒牛が、草をむしゃむしゃと食べていた。目は輝いている。

 今後の口之島の隆盛を握るのは「畜産と観光」だと思う。まずは交流人口を増やして、次に定住人口を増やす。また現金収入の少ない村なので、すぐに現役世代の定着は難しい面もあるので、短期間のんびり過ごしたい年金受給者夫婦に、家と畑を貸し出して、1年間すんでもらう仕組みをつくるのも1つの方法だろうと思う。

 この口之島に行ってる間に伊藤知事が財政の緊急事態宣言を出した。十島村の経営も大変だ。自主財源はごくわずかで、ほとんどを交付税に頼っているからだ。一口に鹿児島県といっても大都市鹿児島市から、十島村までいろいろな姿がある。たくさんのことを情報収集して、県政浮揚の施策を考えたい。
 

 

 
by fujisakitakeshi | 2004-10-13 12:12