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全羅北道庁訪問(韓国訪問二日目午後)

 ハプチョンを出てから、高速道路にて全羅北道の晋州市へ。全羅北道の道庁を訪問する予定だが、到着予定時刻の30分遅れになってしまい、ガイドさんもハラハラしているようだった。

 先方には遅刻を了解していただき、リ・ヒョンキュ副知事さんと無事面会できた。「わざわざ遠いところから訪問していただきありがとうございます」の挨拶から始まり、副知事室の大きな地図を片手に、道の進めるプロジェクトについて説明を受けた。川の河口沿いに埋め立てをおこなっていくとの事だった。

 その後は道庁別館の一室を借りて、全羅北道の建築関係の行政・民間団体と情報交換会。道庁からは建築行政課長と建築指導担当者、山林行政課長が出席。民間からは大韓住宅建設協会全羅北道会の事務局長、大韓建築士協会全北建築士会会長さんが出席した。

 この意見交換会のなかでは様々な情報が交換された。主なものを箇条書きで。
・全羅北道内に建設会社は117社あるが、木造建築の登録業者はない。
・この30年間、コンクリートのマンションを主に建設してきた。
・歴史的な建造物の修復などのため、技術者が一部存在するのみ。
・木造建築の建築許可については、97年が24棟、03年が109棟と増加傾向。
・増加理由は、内装材等への有毒物の健康被害が問題になり、木材が見直されているとの こと。
・全羅北道の使用する木材のうち国産は6%、それ以外はマレーシア、インドネシアからの輸入に頼っている。

 韓国には、木造で住宅建築をできる技術者等がほとんどおらず、全羅北道も同様であり、今後木造住宅の需要の動向をみながら、必要な協力をしていこうということで、鹿児島・全羅北道の双方に連絡窓口を設けて、連絡をとりあっていくことで合意した。

 この意見交換会は非常に勉強になった。韓国には、戦後コンクリートの建物が重視された結果、大工さんがほとんどいなくなり、それまであった木造建築の技術を伝える人がほとんどいなくなっている現状に驚いた。

 シックハウスなどの問題から韓国でも木造住宅への関心が高まっているだけに、今後の展開が期待されると思う。

 意見交換を終えて全羅北道を後にした。それからまた高速道路で北上。ソウル特別市に向かった。途中、サービスエリアで休憩をしたが、売店で売っている。珍しい食べ物に舌鼓を打ちながら、また車中の会話を楽しみながら、夜9時にソウル到着。

 車に10時間ぐらいゆられたので、一同ぐったり。夕食を食べたら、すぐに寝た。
by fujisakitakeshi | 2004-11-01 23:28